古代の文様に念う。
抽象的な幾何学の線たちが意味を持つ。

我々の暮らしは色に満ち
模様に満ちている。
モダンデザインでは装飾は罪な扱いを受けているが
そろそろ揺り戻しが起きてきているように感じる。
むしろこの文様にこそ、
意味があり力がある。
人間の力など大したものではないし
物理的な世界などほとんど意味を持たないだろう。
精神の発芽によって物質が生まれている以上
物質が先にあるのではない。
戦後は唯物的な生活と思考に傾き過ぎたが
幸い平成生まれの子たちの精神の高さに救われるように思える。
より高い精神をより抽象化した概念と
幾何学的記号のカタチに封入して。
最後は「愛」なのだろうなと念う今日この頃。
世界中が今、疑心暗鬼になって自己の都合だけで
物事を強引に推し進めようとしている。
その先は同じ歴史を繰り返すしかない。
令和の時代はそこに引導を渡さなければならないだろう。

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