CATEGORY 人類

作り手と哲學をAIと

学生たちと工房をめぐる。 作り手は作るが、哲學が徹底的に足りない。そんなことを考えることもバカバカしくなったのか。 それとも、単に面倒だから?思考停止なのか? そんなもの一銭にもならないからと? もし現代的価値観だけで判…

幾何学文様と愛のカタチの意味

古代の文様に念う。 抽象的な幾何学の線たちが意味を持つ。 我々の暮らしは色に満ち模様に満ちている。 モダンデザインでは装飾は罪な扱いを受けているがそろそろ揺り戻しが起きてきているように感じる。 むしろこの文様にこそ、意味…

バウハウスから100年後

カンディンスキーの昔の本に出会った。彼がバウハウスに移って、その当時の学生とのやりとりなどが書かれていた。 パウル・クレーにしろマックス・ビルにしろ 彼らはてっきり近代合理主義の中でバウハウス的統合をやってきたのだとばか…

不可思議の根底にあるものへ

迷うということは選択できる自由が与えられていることを意味する。 確かにこの現代は選択すること、すなわち迷うということが起きてしまった。 その昔、人々は神と共にあり神仏を信じていた。 しかし今はどうだろう? そんなものはま…

長崎・諫早の土地でつくる意味とカタチあるもの 

この地で生まれるものに息吹を。 この地で、この土地に住む人たちによる手で生まれるもの。AIにはないもの。 それは、人の生き様を映し出す媒体であること。星の下に生まれているとはいえ、毎日の生活にはいろんな出来事がおこる。 …

令和に生き続ける祭祀と

祭祀なんてバカバカしいものなのだろうか? そんなことはないだろう。特に日本人なら。 我々の暮らしは多くの祭祀に満ちている。何もしていなくても、道端では地蔵菩薩が祀られお供えがされている。 あなたが何もなさなくてもあなたの…

令和の時代の幕開けに長崎から念う

平和な平成という時代が終わった。 この30年間で驚くほど日常の生活は便利になった。 コンピューターの恩恵にあずかるこの現代。   しかしながら相対的に我々は失っているものもまた大きい。   建築が単なる箱になって久しい。…

諫早石という時間

石について思いを巡らす。 悠久の時を経て地上に顕になった石。   諫早石という地元の産出の砂岩。   砂岩のため石にしては温かみがあるし 吸水性もある。 だから敷石にも使われるし 長崎では古くから使わ…

カッコイイ建築を作るだけではダメな理由

個人的に建築家はバカだと思う。 自分のことを棚に上げていうのも何だけど。   しかし、それにしても竣工時にカッコイイとしても そのメンテどうするよ? というものもかなり多い。 しかも、現場での納まりなんて考えて…

バイオリズムについて考えること

人間の感情を左右している物質、その脳の構造を解き明かそうと躍起になっても 結局答えは見えては来ないだろう。   もちろん、行動的なときに脳のある部分が活発に動くとか 休んでいるときに脳が活発に動くところがある。…